新作、新NEW(入)荷作品一覧
NEW RELEASE or NEW ARRIVAL



 
こちらのコーナでは最近の新作や新NEW(入)荷作品(←“NEW”と“入”をかけた寒いオヤジギャグ)を一覧にしてご紹介しております(CD作品)。

多くの作品をご紹介するため1タイトルの1回あたりの入荷枚数を少なく設定しているため、作品によっては入荷後にすぐ在庫切れとなってしまう場合もございますが、また追加で再入荷する予定(廃盤や入手困難盤などを除く)ですのでまずは気軽にお問い合わせ下さい。

蛇足(?)ながら、作品のジャンルと5段階の★印で作風(サウンド)の○○度数などを付記しておりますが、あくまで当方の感性に基づくものであり、作品を選ぶ際のご参考に役立ていただければという趣旨から付記したものですので、★印の数で作品の善し悪しの評価などをしようとするものでは毛頭ありません。
◆最近の入荷作品履歴
◆ZNR(Hector Zazou&J.Racaille)「Traite De Mecanique Populaire」2009.12.10入荷
◆David Sylvian「MANAFON」2009.11.20入荷
◆Khalil Chahine「NOUN」2009.09.10入荷
◆THE TIMERS(タイマーズ)「ザ・タイマーズ)」2009.09.05入荷
◆Paul Bley「CIRCLES」2009.08.10入荷

 



     
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 ZNR(Hector Zazou&J.Racaille)「Traite De Mecanique Populaire」

ちょっと奇妙でエキセントリックな感覚が美味なエリックサティ風の室内楽
鬼才Hector Zazouとその相棒J.Racailleによる、おフランスのユニットZNRの名盤ざます
●収録曲:




















●作風の5段階指標(目安)
  
エレガント度:★★★
     哀愁度:★★★★
ロマンティック度:★★★
    
不思議度:★★★★★
     繊細度:★★★★
ORIGINALCOUNTRY:
 FRANCE


★2009.12.10入荷


2008年9月に急逝した鬼才Hector Zazouと、その相棒J.Racailleによる、おフランスのユニットZNRの2作目が本作「Traite De Mecanique Populaire」ざます。
邦題は「一般大衆向け機械学概論」などという勿体ぶったタイトルがつけられていたようですが(当方フランス語を理解できないので直訳なのかどうかは不明です)、サウンドは難解なものなどではまったくありません。
その音楽性を簡単に要約して言ってみれば、アナログシンセのチープな音が非常に印象的な、ちょっと奇妙でエキセントリック感覚溢れる、エリックサティを彷彿とさせる洗練された室内楽的な旋律が印象的な作品とでもいいましょうか。
もっとも、このZNRは1968年のパリ5月革命の騒乱から生まれたユニットである「BARRICADE」を母体とするものであり、その音楽性の根っこにはアヴァンギャルド志向がありますから、分類的にはプログレシブロックの一派であるR.I.Oチェンバーレコメンロックとされ、本作もその筋の愛好家に珍重されてきたマニアックな作品といえます。
しかし、晩年はZazouも「Les Nouvelles Polyphonies Corses」や「COLD SEA」や「SAHARA BLUE」などのメジャーヒット作ですっかり有名となり、その若い世代のファンにも好まれる作品となったようです。エリックサティなどのフランス近代派のクラシックファンの方などが聴いても楽しめそうな作品ともいえるのではないでしょうか(2009.11記)

¥2,000 在庫切れ ジャンル:チェンバーレコメンROCK、POPS、室内楽          

David Sylvian「MANAFON」

ますます先鋭化しているDavidの2009年度最新作
一切のポーズや気負いなどは微塵もない、むきだしなまでのDavidの音的心象風景
●収録曲:




























●作風の5段階指標(目安)
  
エレガント度:
     哀愁度:★★★
ロマンティック度:★★
    
不思議度:★★★★★
     繊細度:★★★★★
ORIGINALCOUNTRY:


★2009.11.20入荷

※オリジナル輸入通常盤
限定版の入荷予定はいまのところありません(未定)


ここ数年は比較的コンスタントに新作を発表しているDavidが今年2009年にリリースした最新作です。
まず最初に聴いて、Davidはますます先鋭化しており、新たな次元の音楽を探求しようとしているのを感じさせられます。
それが成功であるのか、あるいは成功ではないのかは分かりませんが(そもそもそういうことを論じたところで不毛な気もします)、ギターやエレクトロニクス、ホーンセクションの空間を生かした音響的なサウンドの上をDavidの生々しいヴォーカルがぼんやりと漂う本作は、まぎれもなく天上天下唯我独尊のDAVIDだけの音楽世界。
あらゆる装飾をこそぎ落とし、分かり易いメロディや予定調和的な展開も感じさせません。
そこには一切のポーズや気負いなどは微塵もなく、むきだしなまでのDavidの心象風景があるようにも思います。
実弟であるSteve Jansen とBurnt Friedmanとのnine horsesとは異なるベクトルを持つ本作は、BLEMISHの延長上にあるサウンドのように思われます。
現代音楽や最近の北欧の新世代JAZZミュージシャンの作品にも通じるところもあります(実際、Arve HenriksenやNils Petter Molvaerなどとのレコーディングもある)。
私はこの「MANAFON」もかなり好きな音なので愛聴盤となりそうですが、件の「Blemish」同様、相当好き嫌いの評価の分かれる作品となるものと思われます。

「琵琶法師の弾き語り」
「表現として息を吹き返すものは余剰を切り捨てたシンプルな表現にある」
とは、Davidの友人でもあり過去の作品のジャケットアートワークも手がけている藤原新也が自身のブログにのせた感想ですが、初めてこの作品を聴いた時まったく同じようなことを当方も感じました。
あらゆるものが過剰で行き詰まったこの世界のなれの果てで、それもまた必然のことなのかもしれません。(2009.11記)

¥2,100  ジャンル:POPS、ROCK、         

 Khalil Chahine「NOUN」

今年2009年に10年ぶりにリリースされた、フランスのギタリスト&作曲家のKhalil Chahineの最新作品 ●収録曲:
01. Noun
02. Au Nombril Elegant
03. Les Virtuosit市s De La Torpeur
04. Larmes Aux Esprits
05. Daresalam
06. Tebeteba
07. Entre Juncal Y French
08. Roms
09. Cailar
10. I Promise
11. Promesse





















●作風の5段階指標(目安)
  
エレガント度:★★
     哀愁度:★★
ロマンティック度:★★
    
不思議度:★★
     繊細度:★★
ORIGINALCOUNTRY:
 FRANCE


★2009.09.10入荷


前作「BAKHTUS」(当SHOPでも6月に入荷済)以来実に10年ぶり、今年2009年6月にリリースされたフランスのギタリスト&作曲家のKhalil Chahineの最新作です。
長年彼の音楽を愛聴してきた身としては、それはもう待望の作品ですから聴く前からすでにもう盛り上がっており、パッケージを開けるのももどかしく期待しまくってCDをプレーヤーにセットしスタートします。
…確かにChahineの持ち味である美しいストリングスアレンジは健在ですし、アルバムの冒頭を飾る1曲目Nounの端正でクラシカルなヨーロッパテイストや、そこに聴かれるdaniel milleの奏でるバンドネオンの音色などはまさに面目躍起という感じもします。
またsopranino saxや flugelhornなど管楽器を導入し、ほかにも日本人女性演奏家によるkoto(琴)も取り入れるなどの試みも見受けられ、そういう音楽的な姿勢は素直に評価したいと思います。
…が、それも2曲目あたりまで…、それ以降は例えば、4曲目のあまりにも安直でステレオタイプな「西洋人から観たJAPONISM(ジャポニズム)的」な陳腐な旋律や楽曲の安易さやダサさ、6曲目の子どもの声をコラージュした曲のウザさやつまらなさなどがどうしても鼻についてしまいます(アルバム最後の曲なんて、どこからともなく現れたおっさんが、いきなり昔のほんわかアメリカ映画風なベタなありきたりな曲なぞ唄っちゃっていて(笑)、聴いてるこちらのほうが恥ずかしいなります。これはまじでイタイ…)。
当方の個人的な感想としては、これまでのChahineの作品にあった映画音楽や(実際映画音楽も手がけている)プログレロックにも通じるトータルコンセプトに欠けるといいましょうか、まとまりの無さとでもいいましょうか、音楽に対する創作のテンションや作品全体としての起伏や盛り上がりがあまり感じられず(とくに作品中盤の)、どこか散漫で作品としての完成度はいままでの作品にとうてい及ばない印象を正直うけてしまいます。
なんかボロカスな評価で批判めいてしまいすいません(汗、、過度に期待しすぎたせいもあるかも)。
とはいえ、Chahine自身の奏でるギターは素直に素晴らしいですし、例によって随所に現れる魅惑的なアラブ中近東あたりのエスニックなテイストや叙情性も健在ですから、それなりに楽しめる作品だとは思われますのでファンの方はやはり要チェックの作品ではないか?と思います(2009.08記)

¥2,700  ジャンル:POPS、JAZZ、SYMPHONY、          

THE TIMERS(タイマーズ)「ザ・タイマーズ)」

「ロックとブルースと演歌とジャリタレポップスの融合を目指す」(笑)希代の覆面バンドTHE TIMERS(タイマーズ)のまさに衝撃的なデビュー作! ●収録曲:
01.タイマーズのテーマ
02.偽善者
03.偉人のうた
04.ロックン仁義
05.デイ・ドリーム・ビリーバー?DAY DREAM BELIEVER?
06.土木作業員ブルース
07.争いの河
08.カプリオーレ
09.LONG TIME AGO
10.3部作(人類の深刻な問題、ブーム ブーム、ビンジョー)
11.ギーンギーン
12.総理大臣
13.LONELY JAPANESE MAN
14.税
15.イモ
16.タイマーズのテーマ(エンディング)
17.Walk don’t run
18.企業で作業
19.ダイナ(嫌煙のダンナ)




●作風の5段階指標(目安)
魂こもってるぜ度:★★★★★
アヴァンギャル度:★★★★★
 
ハードボイル度:★★★★★
スピリチュアル度:★★
  
ダンサブル度:★★★★
ORIGINALCOUNTRY:
 JAPAN




★2009.09.05入荷
在庫切れ


「ロックとブルースと演歌とジャリタレポップスの融合を目指す」(笑)、希代の覆面バンドTHE TIMERS(タイマーズ)のまさに衝撃的なデビュー作品です。
リリースからすでに20年が経過しており、また名作ですので既に多くの方々に語られ聴き継がれてきた作品ですから当方が紹介するまでもないのでしょうが、あえて今回当SHOPでもご紹介することにいたしました。

スタジオ録音盤としては本作が唯一でリリースされた頃には、かの有名な「夜のヒットスタジオでのFM東京事件」などもあり(笑)話題騒然でしたが、当時は政治や社会問題に無関心なノンポリ骨無しの、のんきでただただ勉強するのが嫌いな憂鬱なおとなしい学生だった当方にはそのスゴさや素晴らしさが理解できませんでした(今や当方のお気に入りの数少ない日本のロックアルバム(?)のひとつで愛聴盤!)。
作品全編にわたって反権力のスピリットが貫かれており、権力への怒りや社会の欺瞞へのまっとうな怒りが問答無用の歌詞に結晶!その強力なエネルギーが本当に愉快痛快です。
でもそれはただ単に堅苦しいマジメな怒りでなく、独特のユーモアのセンスが歌詞や歌唱に反映されていて、その「人を食ったような、小馬鹿にしたような」センスがまた愉快でたまりません(笑)。
当時、エースコックのスーパーカップのCM曲にもなった「デイドリームビリーバ」のような泣かせる曲(モンキーズのカヴァーだそうですが、歌詞もオリジナルで完全にオリジナルの曲となっている)も大きな魅力。
2006年の再発に際してシングルのみに収録されてオリジナル未収録だった2曲「企業で作業」、「ダイナ(嫌煙のダンナ)」が追加収録されているのも嬉しい限り!
なお、このバンドの首謀者でリーダーでもあるZERRYは忌野清志郎ではないかと目されており、どうやらその説が有力でありますが、その真実のところはこの作品を購入して実際に聴いてみることでお確かめ下さい。(2009.7.10記)

¥2,000 ジャンル:ROCK ブルース 演歌 ジャリタレポップス  

Paul Bley「CIRCLES」

鬼才JAZZピアニストが奏でるARP ODDESEYやFENDER RHODESのディープな音色
「SHYNTHESIZER SHOW」と「SCORPIO」という二枚の作品をコンパイルした2IN1CD
●収録曲:
01. Archangel
02. Nothing Ever Was, Anyway
03. Gary
04. Snakes
05. Parks
06. Circles
07. Cordobes
08. Capricorn
09. King Korn
10. Dreams
11. Syndrome
12. Gesture Without Plot
13. Ictus




















●作風の5段階指標(目安)
魂こもってるぜ度:★★★★
アヴァンギャル度:★★★★
 
ハードボイル度:★★★
スピリチュアル度:★★
  
ダンサブル度:★★




★2009.08.10入荷


JAZZピアニストといえばKeith Jarrettが真っ先に思い浮かぶほどの知名度と人気ですが、Paul Bleyも決して忘れてはいけない存在です。
もうすぐ80歳にも近いカナダ出身のこの重鎮ピアニストは、Keith Jarrettとはまたまったく異なるタイプのピアニストで、まず分かりやすいメロディとか流麗な哀愁のメロディなどは決して弾きません(初期の作品はいざ知らず)。
かといって己を忘れて自己陶酔に浸って弾きまくったり、熱狂や狂騒に陥るわけでもまったくなく、その音楽はあくまでも終始一環して冷静で淡麗であり、でもその音楽に秘められた前衛性を追求する内なる情熱のようなものが感じられます(なんか言っていることが矛盾しているようですが?)
そこが取っ付きにくさや分かりにくさであったり、人によってはもどかしく感じられたりして、好みのわかれるところでもあるのではないかと考察します。
Bleyは70年前後にAnnette Peacockとともに、SHYNTHESIZER SHOWなるユニット(?)としてARP ODDESEYやエレクトリックピアノなどの初期の電子鍵盤楽器を演奏し始めますが、この作品はその時期に録音された数少ないアルバムである「SHYNTHESIZER SHOW」と「SCORPIO」という二枚の作品をコンパイルした2IN1CDです(収録時間の都合で1曲だけオリジナルからカットされている)。
この時代、JAZZを問わずROCK、FUSIONなどあらゆるジャンルのあらゆるミュージシャンたちがこの電子楽器に手を染めていったのはいうまでもないことですが、そこはやはり非凡なる才の持ち主BLEY。
ただの電子音楽にはならず、仄暗くとらえどころのない漂うようなBley独特の旋律がARP ODDESEYやFENDER RHODESなどのアナログ電子鍵盤楽器の粘り気のある濁った音色と相乗効果をあげ、なんとも異様でとらえがたく重苦しいサイケデリック感覚のあるサウンドになっています(当時の伴侶Annette Peacockの楽曲によるところもまた大きいと思う)。
ドンヨリとした不安の立ちこめた心象風景を描いたようなアナログシンセによるディープな電子音。現在の万能でクリアなサウンドのシンセサイザーと違い、ローテクがゆえの不安定さが生み出す濁った音色や、胡散臭さが非常に魅力的です。
余談ですが、当方の場合、ARP ODDESEYのようなアナログシンセやFENDER RHODESエレピの音色は、子どもだった70年代頃の遠く過ぎ去りし日々の記憶を呼び起こされます。言ってみれば「古い団地の下の古い商店街の色褪せた看板的」な感触とでもいいましょうか(←なんじゃそりゃ?)。
そういえば、その子どもの頃によく観た、拳銃でやたらと犯人を撃ちまくって殺戮するアクション刑事ドラマ(「大都会」シリーズとか「太陽にほえろ」)では、劇中のBGMによくこういう電子音が使われておりました。それがノスタルジーを妙にかき立てたりもします。
そういうアナログシンセサイザーの音色を存分に堪能できる作品という意味で、EL&Pなどのプログレシブロックファンや、先述の昔のアクション刑事ドラマファンにもぜひ聴いてほしい作品だと私は思います。(2009.3.10記)

¥2,100 ジャンル:JAZZ 


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